手術について|婦人科腹腔鏡下手術技術連携グループについて

婦人科腹腔鏡下手術技術連携グループについて

婦人科腹腔鏡下手術技術連携グループとは?

腹腔鏡下手術について

医師に婦人科の手術が必要と診断された患者さんの中で、「腹腔鏡下手術を受けたいがどこに受診してよいかわからない」、あるいは、「手術は決まっているが、予定している病院の手術が混んでいて、数ヶ月、1年先まで待つので何とか手術を早くしてもらいたい」 と考えている方が多くいらっしゃいます。

このような患者さんのために、婦人科腹腔鏡下手術の実績のある医師たちが

『病院の垣根をこえて連携し、より適切な時期に質の高い腹腔鏡下手術を患者さんに提供しよう』

と考え発足したのが、婦人科腹腔鏡下手術技術連携グループです。本グループは、十分な手術実績を持つ日本産婦人科内視鏡学会技術認定医と、技術認定医を目指して日々意欲的にトレーニングをこなしている医師達で構成されています。

文末にメンバーとその所属病院を掲載しています。

このグループが望んでいること

“低侵襲で身体にやさしい手術”として注目されている腹腔鏡下手術を、適切な時期に提供すること、そしてその手術の恩恵が、患者さんに十分反映されることです。
このグループに属する医師は、皆、誰もがそれを望んでいます。

本グループの活動内容

  1. お互いに密な連携ネットワークを構築、そのネットワーク内で各施設での腹腔鏡下手術の技術をお互いに公開して、グループ全体で協議し、腹腔鏡下手術の質の向上を目指して日々研鑽しています。
  2. 腹腔鏡下手術が適応となる婦人科疾患について、中・長期的な治療戦略を確立したいと考え、常にコミニュケーションを取り合っています。治療疾患は、手術が対象となる疾患すべてですが、特に子宮内膜症および子宮筋腫に対しては、手術治療のみにとらわれず、新規薬物による治療(臨床治験)を行い、積極的により適切な治療方法を探索していこうと考えています。

本グループが患者の皆様に提供しようとしていること

腹腔鏡下手術を希望される患者さんに、構成メンバーの医療連携ネットワークを駆使して、
①安全な腹腔鏡下手術を、
②適切な時期に提供し、病気に対する内科的治療も含めた最進の治療方針を提示することを目標としています。

 

Q&A 1
安全な腹腔鏡下手術とは
それは 標準化された質の高い手術のことです。

腹腔鏡下手術はTV画面の映像を見て行う手術です。質の高い手術の映像を記録、保存し、この映像情報をこのグループ全体で共有します。
グループ内の医師が、この映像をもとに質の高い手術のイメージトレーングをすることで、手術技術の上達度が2倍、3倍になる効果を生みます。これを、“技術共有効果”といいますが、この効果により一部の達人の手術でしかなかった腹腔鏡下手術が、トレーニングをこなして確実な技術をもった医師なら誰でも行える標準的手術に生まれ変わります。(これを”術式の標準化”といいます。)
標準化された術式が成熟すればするほど、術者にとって、そしてもちろん患者さんにとって、最も回避したい“術中・術後合併症”の発生率が減り、術者は安心を持って手術が施行できるようになります。そしてさらに手術が成熟していくという好循環が生まれます。
成熟した手術は、すなわち術中・術後合併症の少ない“安全な腹腔鏡下手術”と言うことになります。

さらにこの映像情報の共有は、術中、術後合併症の対応策の共有も行えるので、これらをグループ内で十分に検討し、皆にフィードバックすることで、“合併症対策の標準化”も確立できることになります。

“術式の標準化”、“合併症対策の標準化”により、技術認定医を目指す若手医師の修練の試行錯誤が省かれ、トレーニング効率が上昇し、最終的にワーキンググループ全体の手術技量の底上げにつながります。

 

Q&A 2
適切な手術日程を提供するには?
このグループに属する病院の婦人科手術日程を共有して調整することで対応します。
その患者さんの病状に沿った適切な手術日程をグループ内で検討して提供することで、長期の手術待機時間を緩和することが可能と考えています。また、これは緊急性の高い手術(たとえは子宮外妊娠や卵巣嚢腫の破裂・茎捻転など)の対応にも効果的です。

このグループで手術をうけるには

このグループを通じて腹腔鏡下手術を受けたいと思われる患者さんは、こちらからお申込みください。

 

お申込みはこちら

 

基本的には外来受診していただくことになりますが、当クリニック、もしくは各病院の受診方法など、概略をご相談させて頂きます。

 

構成メンバー

木挽貢慈 ※ 新川崎こびきウィメンズクリニック
浅田弘法 ※ 新百合ケ丘総合病院
岸郁子 ※ 東京都済生会中央病院
田島博人 ※ 新百合ケ丘総合病院
寺西貴央 太田記念病院

※日本産婦人科内視鏡学会技術認定医

 

さらに、メンバーには上記病院に勤務する、あるいは他病院の腹腔鏡下手術技術認定をめざす若手医師が多く含まれています。